2025年6月4日
もし私が、
私のパートナーが不倫や浮気(cheating)をしていて、
「自分は実はポリアモリーで、複数の人を同時に本気で好きになる性質なんだ!」と言われたら、
「だから?それってあなたが私を裏切ったことと何か関係があるわけ?」と言うだろう。
ポリアモリーというのは、
複数の人を同時に好きになる性質のことではないし、cheatingとは真逆のことであるのだが、
それを脇においても、
複数の人を同時に好きになることと、不倫や浮気(cheating)をすることは、イコールではないからだ。
好きということは、セックスするということとイコールでもないし、
愛や恋にはプラトニックという形もある。
不倫や浮気は、パートナーだけでなく、不倫相手、浮気相手も不幸にするもので、
そんな関係を、本当に好きな相手に対して、望むだろうか。
本当に好きなら、プラトニックなものとしておくのではないだろうか。
そして何より、不倫や浮気(cheating)は、
嘘の契約によって、自分のパートナーを縛り付けているまま、
自分だけは、他にも相手がいる、という状態である。
だから、「チート」なのだ。
パートナーには機会損失を生みながら、自分は他からも利益を得ている状態。
そして、嘘によってパートナーから信用を得て利益を引き出している状態。
「自分はポリアモリーなのだ!」
と不倫や浮気を開き直る人たちは、自分らをこの社会のシステムの被害者のように感じているのかもしれないが、
そのシステムを利用して、相手を縛り付け、相手から利益を引き出しているのは、紛れもなく、その人たち自身なのである。